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武蔵野大生、3年ぶりに来島 徳之島の宝をつなぐエコツアー開発を体験 

集落住民と学生たち

集落住民と学生たち

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 徳之島町下久志集落をフィールドとした武蔵野大学1年生によるフィールドスタディーズが8月18日~26日の日程で行われた。

島と海とのつながりについても学んだ

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 同大は「大学の外に飛び出し、地方や世界が直面する課題に気づき、解決していくための想像力、実践力を養う」ことを目的に、「世界の幸せをカタチに」をスローガンとしたフィールドスタディーズを行っている。

 徳之島町との連携は2015(平成27)年度から。これまで毎年、夏休み期間を利用して農業、畜産分野などの職業体験や地域の映画制作などを行ってきた。

 コロナ禍の影響で一昨年は中止、昨年はオンラインで開催を余儀なくされたため、徳之島でのリアルな活動は3年ぶりとなった。

 本年度は「鹿児島県 SDGs未来都市 徳之島 豊かさあふれる島の暮らし エコツーリズム開発体験」をテーマに、下久志集落住民へのインタビューを通し、島の歴史や文化、自然や環境を学び、その中で地域住民が何を感じ、何を大切にしているのかを考え、地域住民目線での共感を深めた。活動の後半ではインタビューで得られた情報から学生自ら同集落をフィールドとしたエコツアーを開発。25日には、町長・副町長・教育長ら三役を対象に同集落を案内した。

 プログラム終了後、「島の事を深く学ぶことができ、徳之島のファンになった。島を離れるのは寂しい。また必ず帰って来たい」と涙をにじませる学生の姿も見られた。

 学生を受け入れた同集落住民の濱睦男さんは「学生が集落を好きになってくれて良かった。次は集落全体を巻き込んで学生を受け入れたい」と意欲を示した。

 9日間のプログラムを通して島を深く理解した学生らは26日、全員が涙を流しながら島を後にした。

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