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与論島・茶花小で劇団「さんぽ」が公演 まあるい舞台に笑顔と涙 

子どもスタッフの前節

子どもスタッフの前節

 劇団「さんぽ」による「まあるい舞台」の演劇「イノシシと月」の公演が5月13日、茶花小学校(与論町茶花)で行われ、児童や地域住民が日常では味わえない生の舞台芸術を楽しんだ。

会場の様子、「まあるい舞台」を囲む観客

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 会場中央には円形の演技スペースを設け、その周囲を客席が囲む「まあるい舞台」形式を採用。役者の息遣いだけでなく、観客同士の表情や反応も共有できる独特の空間が広がり、客席からは終始笑い声や歓声が沸き起こるなど、場内は一体感に包まれた。

 作中に登場する楽器や舞台セットは、全て自然素材を使った手作りのもの。木や布など温かみのある素材から生まれる音や空間演出も作品の魅力の一つで、観客を物語の世界へ引き込んでいた。

 同公演は、鹿児島県子ども劇場協議会が企画する「第38回鹿児島県子ども芸術祭典」の一環。「県内全ての子どもたちに生の優れた舞台芸術を届けたい」との思いから38年前に始まった取り組みで、今年は4団体による4作品を、離島8島を含む県内各地で計94ステージ予定する。

 劇団「さんぽ」は「子どもたちの未来が、一歩、二歩、三歩と散歩したくなるように」との願いを込め、全国で多彩な作品作りと公演活動を続けている。

 観劇した児童は「声の高さが違ったり、面白い音がする楽器があったりして、楽しかった」と笑顔を見せた。地域住民は「自分でも不思議なくらい涙が出た。心が洗われた気分。大人が感じることを楽しめると、子どもたちにも感性や表現することの大切さが伝わっていく。子どもたちはもちろん、たくさんの大人にも見てほしい」と振り返る。

 運営をサポートしたスタッフのYUKOさんは「協議会や38年間続けてきてくれた先人の方々、地域の皆さんの協力のおかげで開催できた。本当に感謝している。子どもたちに生の声や音、躍動感を感じてもらえるこの機会を、これからも続けていきたい」と意気込む。

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