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与論島・大金久海岸で海開き神事 イベントや「サンガチ」解説も

海開きの神事を行う神主と参加者たち

海開きの神事を行う神主と参加者たち

 与論島の伝統風習「サンガチ」(旧暦3月3日の節句)に合わせたイベントが4月19日、大金久海岸(与論町古里)で開催された。同海岸で海開き神事が執り行われ、多くの来場者でにぎわいを見せた。

エコツアーガイドとして解説する佐藤さん

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 大金久地区連絡協議会が主催し、同海岸周辺を会場に各種イベントを行った。海の安全を祈願するでは、神職が祝詞を奏上。参列した松山優香さんは「海が大好きで、今年もたくさん海辺で過ごしたい。皆で安全を祈願できて良かった。地域で伝統行事を守る大切さを感じた」と振り返る。

 午前と午後に分けてエコツアーガイドによる案内も行った。午前中はガイドの佐藤伸幸さんが神事や「サンガチ」の風習に加え、周辺の植物や生き物の生態について解説。地域住民の参加も多く、普段は知られていない海や植物の生態に関する説明に耳を傾ける様子が見られた。午後は海底湧水について解説するツアーを行った。

 ツアーに参加した及川容子さんは、干潮時に沖に現れる百合ケ浜について、「海岸の植生や台風や波など、自然の奇跡的な状況によって現れるものだと改めて知り感動した」と話す。海岸に幼いヤドカリが生息するラインがあることや、台風の予測ができる生物の行動については、「感覚が不思議。想像以上に面白いツアーだった」などと振り返る。

 併せて、飲食店の出店や子ども向けのバナナボート無料体験も行った。参加した子どもからは「楽しかった」「また体験したい」などの声が聞かれた。

  ヨロン島観光協会副会長で同協議会員の本園秀幸さんは「大金久海岸は百合ヶ浜に近く、観光の拠点。新しい施設『Muuru(ムール)』の開設や国立公園でもあることから、ここでの開催になった。今後も神事を継続し、多くの人に興味を持ってもらい、行事を継続したくなるよう楽しいイベントを取り入れていきたい」と話す。

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