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与論町で「支え合いマップ」作成研修 地域のつながりを「見える化」

研修会の様子

研修会の様子

 与論町地域福祉センター(与論町茶花)で5月28日、地域の要支援者や、その人とのつながりを地図に書き込み可視化して、対応を検討する「支え合いマップ」の作成研修の第1回が開かれた。

鹿児島県社会福祉協議会の徳永さん(右)と与論町地域包括支援センターの職員

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 町地域包括支援センター所属の生活支援コーディネーター・野口貴子さんらが中心となり企画。鹿児島県社会福祉協議会地域福祉部の徳永朱音さんを講師に招き、古里集落と東区集落の住民らの協力の下で行った。

 研修には、自治公民館長や民生委員、地域住民らが参加。集落ごとのグループに分かれ、一人暮らしの高齢者や支援が必要な世帯などを、地図上で色分けしたシールを用いてマーキング。「誰が様子を見ているのか」「地域の集まりに参加しているか」「災害時に危険な場所はどこか」などの住民同士の関わりや支援の実態、危険箇所を線で結び、地域に存在する支え合いを「見える化」する作業を体験した。

 参加者らは話し合いながら、次々と把握している情報を地図に記載。90分間の研修では書ききれないほどの情報が集まった。

 野口さんは「こんなに盛り上がるとは思わなかった。与論の高齢者は冠婚葬祭での情報交換が密で、携帯電話よりも情報ネットワークが早い」という地元ならではの特徴を指摘。それを地図へ落とし込むことで、数多くのインフォーマルなつながりが掘り起こされ、公的な要援護者リスト以外にも「気になる人」が多く存在することが浮き彫りになったという。

 研修を終えた参加者からは、「つながりが『見える化』されたことで置かれている状況への理解が深まった」「関わりのない方がいることに気付くことができた」「他の集落でもやってみたい」などの声が聞かれた。

 講師を務めた徳永さんは「住んでいるからこそ知っている情報をマップ作りに生かすことで、より住みやすい地域作りにつながる」とその意義を語った。次回開催に向け、「集まった情報から地域でできることを検討する次のステップが大事」とも。社会福祉協議会では今後も各地域でのマップ作りをサポートしていく。

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