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与論・麦屋に「風とチョータラ」 かき氷とピザ目当ての親子の来訪でオープン

「トムさん」の愛称で親しまれている、店主の渡部知久さん

「トムさん」の愛称で親しまれている、店主の渡部知久さん

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 与論・麦屋に5月2日、「ミールズ&ミュージック 風とチョータラ」(与論町麦屋)がオープンした。

こだわりの生豆と渡部さんが焙煎(ばいせん)後のコーヒー豆

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 店主の渡部知久さんは「開店の準備がほぼ整いオープン日をいつにしようかと考えていたタイミングで、どういうわけかうわさを聞きつけた観光客の親子が訪ねてきた。連休明けにオープンしようかと考えていたが、『渡部さんのかき氷とピザを食べたい』と言ってくれたので、その日にオープンしてしまった」とほほ笑む。

 元々スナックだった物件を渡部さんが1人でフルリノベーション。店内にはテーブル席、カウンター席のほかソファ席も設け、70年代の音楽を流す。店内には渡部さんの私物でもある多くのギターやウクレレ、チェロなどをディスプレーするなど、渡部さんのこだわりを「詰め込んだ」という。

 メニューは、天然素材を使ったオーガニックシロップと自家製黒糖シロップを使ったかき氷(500円)、ベジタブルピザ、スパイシーカレー(以上900円)、生豆から焙煎(ばいせん)するコーヒー(450円~550円)など。ソフトドリンクやアルコールも用意する。事前予約で貸し切りにも対応する。

 渡部さんは旅好きで、中でもネパールは好きな国の一つ。これまでに25回ほど訪れているという。店名の「チョータラ」は、ネパールに点在する木陰の休憩所のこと。「チョータラではいろいろな人がまったりと休んでいて、その雰囲気がとても好きだった。店をやるならチョータラの名前を付けたいと思っていた」と話す。

「『風とチョータラ』の名前にはとても思い入れがあるが、店名が長いと友人に指摘された。長いので、略して『風っチョ』という愛称で呼んでほしい。風っチョで、観光客も島人も、ゆったりと慌ただしくない時間を過ごしてもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は12時~21時。水曜定休。

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