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沖永良部を舞台に「持続可能な社会づくり」提案 島在住の名誉教授が単行本

著者の石田秀輝さん(前列右から2番目)と酔庵塾事務局のメンバー

著者の石田秀輝さん(前列右から2番目)と酔庵塾事務局のメンバー

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 沖永良部島在住の東北大学名誉教授、石田秀輝さんが著した、沖永良部島を舞台にした単行本「危機の時代こそ心豊かに暮らしたい」(KKロングセラーズ)が5月25日、発売された。

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 2014(平成26)年5月20日に沖永良部島に移住した石田さんが、沖永良部島との出合いや、INAX取締役時代の苦悩、その後。東北大学の教授になるまでなど自身の半生をつづっている。前書きによると、学術的というよりも、その答えを求めて「のたうち回っている」生き様が面白いと出版社が感じ執筆に至ったという。

 石田さんは沖永良部島に「酔庵(すいあん)」と名付けた自宅があり、島内外の多くの人々の集う場所になっている。島の有志が集まり島づくりの勉強会「酔庵塾」月1回開いており、これまで73回を数える。同塾の沖永良部島のメンバーも本文で紹介されている。

 全8章から成る同書は、「ますます厳しくなる地球環境の中で心豊かに生きるとはどういうことか」をテーマに、バックキャスト(ありたい姿・あるべき姿から逆算で今を考える)思考を使い、制約があるところに楽しさを見出す、まさに島の暮らしそのものがあると書き記す。併せて、「未曽有のコロナ禍が教えてくれた懐かしくも新しい暮らし方のヒント」をちりばめる。

 価格は1,430円。

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