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沖永良部島にラーメン店「しん真」 東京で修業した店主がUターン開業

西さん(前列)と店を切り盛りする家族

西さん(前列)と店を切り盛りする家族

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 沖永良部島・知名町知名に4月1日、ラーメン専門店「しん真」がオープンした。

しん真らーめんしょうゆ味

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 東京国分寺のラーメン店「らいおん亭」で5年間の修業を積んだ店主の西魁直(かいと)さんは同町出身で、店名の「しん真」は祖父母の家の屋号から取ったという。

 東京で働く中で、いつかは自分の店を持ちたいと考えるようになったが、「地元の沖永良部島では台風や船の出航状況や市場規模の観点で不安があった」と振り返る。

 しかし、妻の愛良(あいら)さんに「知名町にはラーメン専門店がないので、たくさんの人が応援してくれる」と背中を押され、準備を開始。東京にいながら沖縄の製麺所や精肉店とやりとりを重ね、らいおん亭と同じ味を出せる準備が整ったことから出店を決意したという。

 看板メニューは、しょうゆ・塩・みそから選べる「しん真らーめん」(900円)。西さんは「豚骨と鶏ガラを丁寧に下処理してから煮込むので、すっきりとした味わいの中にコクが感じられる。らいおん亭の代名詞でもある辛味ネギは5種類をブレンドした特製スパイスで味付けしており、スープと相性がいい」と話す。その他、昭和らーめん(800円)、辛みそらーめん(950円)、しん真つけ麺(950円)など。ギョーザ(5個400円)やミニ焼豚丼(350円)などのサイドメニューも用意する。

 「『島でこんなラーメンが食べられるとは思わなかった』と言われ、島に出店したことは間違いじゃなかったと思った。このことにおごらず、ただひたすらおいしいラーメンを謙虚に提供し続けるため精進したい。ご先祖さまも見守ってくれてると思う」と意気込む。

 営業時間は11時~14時、17時30分~21時。月曜定休。

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