島内で踊りやダンスで活動する団体を集めたイベント「徳之島ODORI（オドリ）フェス」が5月28日、徳之島町文化会館（徳之島町亀津）で行われ、老若男女約200人が舞台を彩った。

オープニングを飾った「内琉球舞踊教室」

　当日は、踊りのジャンルを越えた自由な場を提供する呼びかけに、8団体が参加し会場満員600人以上の観客を前に渾身（こんしん）の演目を披露。イベントを企画した同館の実島一仁館長は「今回は踊りに特化したイベントを企画した。コロナ禍で披露する場がなかった団体や舞台発表を楽しみにしていた方も多くいたので、開催できてうれしかった」と振り返る。

　多くの団体が10年以上の活動を続けており、徳之島闘牛太鼓で出演した代表の眞方（まがた）綾子さんは演目前のインタビューで、「おかげさまで、今年で結成41周年。コロナ禍が終息して人数制限がなくなり、屋内でできたことは、引き続き活動する活力となった。引き続き仲間を募集する」と今後の活動への意欲を見せ、会場からはどよめきと拍手が起きた。

ゲスト出演した「EMY＋Nana」は、同イベントのために結成された。徳之島にゆかりのあるダンスユニットで、それぞれ沖縄と関東で活動を行っている。

　その他の参加団体は、「内琉球舞踊教室」「ダンススクール CORE」「ゆうなヨサコイ」「藏越エイサー」「DA★CHARM」「徳之島闘牛太鼓」「ひまわりの風の手舞い」「徳之島DANSING」。