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与論島でオリジナルゲームのテストプレー会 ゲームで島の未来描く

ゲームに取り組む中高生

ゲームに取り組む中高生

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 明るい未来を描くためのコミュニケーションツールとして作られた与論島オリジナルゲームのテストプレー会が2月28日、与論島の小規模多機能ホーム「Fui-Dule(フイドゥール)」と学習塾「学び島」(与論町茶花)で行われた。

ゲームを楽しむ高齢者ら

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 同活動は琉球大学地域共創研究科修士の島袋美由紀さん、同大理学部の土岐知弘準教授、関西学院大学総合政策学部の久保慶明教授、読谷村役場企画政策課の島袋仁さんと与論島の有志による取り組み。科学技術融合振興財団の研究助成を使い、総合地球環境学研究所LINKAGE(リンケージ) プロジェクトが共催する。

 昨年5月から全6回のワークショップを行う中で、「年齢に関係なくみんなが遊べる面白い島になるように『ふわっと』から『ふっきり』へ明るい未来を描くこと」を目的に2つのゲームを制作した。

 日中はフイドゥールで、施設を利用する高齢者を対象に与論島の古写真を使ったゲームのテストプレーを行った。同ゲームは与論島で収集した古写真を使い、島袋仁さんが考案した。与論島のメンバーからの「脳トレにできるのでは」というアイデアを取り入れている。

 同施設管理者の川畑智美さんは「利用者の若い頃の写真なので、認知症の治療に使う回想法が自然に取り入れてあった。少し難しかったが、スタッフが隣にいることで安心して取り組むことができた。昔を思い出すことでどんどん記憶がよみがえり、表情が生き生きしていたのがとても良かった」と振り返る。

 夜は学び島で塾の中高生を対象に、「ゆんぬ課題解決カードゲーム」のテストプレーを行った。同ゲームは山札をめくり、現れた与論の課題を、手札に配られた与論島ならではの人や動物、道具、風習などを記した「アイテムカード」を組み合わせて真面目に、時に笑いを取りながら解決案を語り、その出来を競うゲーム。

 生徒らは積極的に回答して楽しんでいる様子で、ゲームの回答がいつの間にか討論になるなど、学校の授業では普段では見られない表情を見せるなどして盛り上がった。

 琉球大学の島袋さんは「与論島のメンバーは機動力、集中力が素晴らしく、スピード感があり、元気のある与論島の源泉を感じた。途中で私たちの伴走必要なく、自分のものにして次年度の計画まで立てていた」と話す。

 来年度は中学1年を対象に、与論の探究学習「海洋教育」の時間で同ゲームをプレーした上で、生徒が島の課題を新たに集め、同様のゲームを制作する予定。

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