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徳之島子ども劇場、10年ぶり「ドラムサークル」 思い思いのリズム奏でる

輪になって思い思いのリズムを奏でるドラムサークルの参加者(伊仙町総合体育館)

輪になって思い思いのリズムを奏でるドラムサークルの参加者(伊仙町総合体育館)

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 徳之島子ども劇場による「ドラムサークル」が2月23日、徳之島伊仙町総合体育館(伊仙町伊仙)で10年ぶりに開催され、60人以上の親子が参加して異なる楽器を手に共にリズムを奏でた。

全体に説明を行う森田孝一郎さん

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 当日は円形に並べられた椅子を三重に中心を取り囲むように配置し、上にはシンバルやマラカス、木魚やフライパンなど身近な打楽器とともに、アフリカの「シェケレ」、南アメリカの「カバサ」「カシシ」など、普段はあまり手にすることのない珍しい打楽器も並べた。最前列には異なる形のジャンベを数多く並べ、参加者はイベントが始まる前に実際に楽器を触って音を試し、お気に入りの楽器の場所で席に着いて始まりを待った。

 全体を率いたのはリズムコミュニケーターの森田孝一郎さん。ジャズドラマーとして長年活躍し、現在は福祉施設や学校教育現場などこれまで2000回以上のドラムサークル、ワークショップを開いている。森田さんは「人々が不安になったコロナ禍を経て、近年のワークショップでは人のつながりの大切さを参加者が実感しているのが如実に音に表れている」と話す。コロナ禍以前より、違う人や異なる事への寛容性が高まっているのが分かり、他の人が奏でる一つの音に敏感になり、共に聞こうとする姿勢が強く見られるという。「特に徳之島は大人自身がお祭り気質で、小さい頃から音とリズムの中で育っているので、全体的にグルーブ感が強い」とも。

 最初はランダムな音の集合が、森田さんの指示により徐々にリズムが出来上がっていき、幼児から大人までその変化を共有しながら、思い思いの音出しに没頭する時間を過ごした。4等分された場所ごと毎に順番に音を出したり、「打つ」「鳴らす」「こする」「吹かす」など音の出し方の違いで楽器をカテゴリーに分け、それぞれが音を出したりして90分間を過ごした。

 参加者の松村美雪さんは「大人も子どももリズムの世界を楽しんでいて、開放感にあふれた笑顔があちこちで輝いていたのが印象的だった。子ども劇場ならではの楽しみがあった」と振り返る。

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