学ぶ・知る

沖永良部島と沖縄今帰仁村の小学生が給食交流 島産バレイショ味わう

給食後の大城小5・6年の児童ら

給食後の大城小5・6年の児童ら

  • 14

  •  

 沖永良部島の大城小学校(和泊町大城)で2月28日、沖縄県今帰仁村の天底小学校との給食食材交流が行われた。両校をオンラインで結び、同小5・6年生児童ら17人と天底小5年生児童が互いの学校や地域を紹介した後、給食に同島産のバレイショを使った肉じゃがを味わった。

オンラインを通して天底小の児童らに向けてバレイショを説明する大城小の児童ら

[広告]

 同小では事前にバレイショを学ぶ授業を行い、学習内容を発表。「トマトやナスと同じ仲間」「ミカンと同じくらいビタミンCが多い」など、栄養や育て方をクイズを交えながら紹介。互いの学校の校庭に「日本一のガジュマル」があると分かり、どちらの何が日本一なのかを競い合った。

 同島を14世紀~15世紀半ごろに治めていたえらぶ世之主は北山王の次男という言い伝えがあることから、同町と北山王国の中心地だった今帰仁村は2020年に友好都市協定を締結。翌年から小学校間の給食食材交流を行い、2~3月に同町のバレイショを、7月に今帰仁村のスイカを、互いに送り合っている。

 児童らに事前授業を行った同町経済課野菜担当の喜井泰貴さんは「今年で講師は4年目。授業で子どもたちは真剣にメモを取り、質問も多いので良かった。共通点も多いので、食材にこだわらず、文化やスポーツなどいろいろできれば」と話す。

 同小6年の萩原龍宏さんは「楽しかった。ばぁばとじぃじがバレイショを作っているのでよく食べる。向こうにもガジュマルがあるんだと思った」と話す。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース