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沖永良部島和泊町 激しい選挙戦を勝ち抜いた前新町長、就任から1カ月

初登庁直前の前(すすめ)町長

初登庁直前の前(すすめ)町長

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任期満了に伴う沖永良部島和泊町長選挙が6月27日にあり、史上初4人名の新人候補が出馬した激しい選挙戦を元おきのえらぶ島観光協会会長の前登志朗(すすめとしろう)さん(62)が制し初当選を果たした。

初登庁の際、花束を受け取り笑顔を見せる

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 7月14日に初登庁し1カ月が過ぎた。観光協会長だったときの人脈が強みとされる前町長。塩田康一鹿児島県知事や奄美群島を表敬訪問した際にも「今日は法被ではないのですね」と冗談交じりで会話をされたという。前(すすめ)町長は観光協会長だったころ、自宅を出る時から観光協会の黄色い法被を着用し、移動の時も島のPRをしていたという。そうすることで周りの人が「沖永良部島からいらしたんですか?」「島に身内が住んでいるんです」などの会話が生まれ関係人口創出に一役買っていた。次回からは法被で出張に行くつもりで、「現在製作中」だという。

 「1カ月はまだまだ手探りで、全力で駆け抜けている。資料を時間があれば読み込んでいる」と前町長。「職員はとても優秀だと感じている。より民間との連携を図り民間企業と同じような経営感覚を培って行けば、さらに課題である財政改善を迅速に遂行していけるメンバーだと思っている」

 前町長は観光協会長時代、奄美群島南三島観光連携協議会の立ち上げにも尽力し同会長も務めた。これが当媒体「奄美群島南三島経済新聞」の名称につながった。「一緒に奄美群島南三島のブランディングに取り組んでいきましょう」とも。

 現在は初の議会に向けて準備中。「まずは大事な第1打席。しっかりと準備して望みたい」と意気込みを見せる。

 前町長は1958(昭和33)年生まれ62歳。おきのえらぶ島観光協会長を経て沖永良部島和泊町初の民間からの町長に選出される。「町民目線で島を変える」をスローガンに次席に45票差で町長選を制した。

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