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スイカとジャガイモで給食交流 沖永良部島と今帰仁の児童がリモートでつながる

給食交流後、「今帰仁スイカ最高」と声を上げる児童

給食交流後、「今帰仁スイカ最高」と声を上げる児童

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 沖永良部島・和泊町の大城小学校で7月8日、給食交流が行われた。小学5・6年の教室と今帰仁小学校(沖縄県今帰仁村)の教室を、給食の時間に映像でつなぎリモートで交流。デザートには今帰仁村の特産品である今帰仁スイカが出され、大城小学校の児童は「赤くてシャリシャリして甘かった」「いつも会えないみんなと仲良くなれて楽しかった」とスイカの味と交流を振り返った。

カットされた今帰仁スイカを両手に持つ生徒

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 交流の中で、今帰仁小児童が手描きのイラストと共に、今帰仁スイカについて「糖度は11度以上」「シャリシャリとした食感が特徴」と具体的に説明した。その後、大城小児童が一人ずつカメラの前に立って、「なぜビニールハウスで育てるのか」「何カ月くらいで収穫できるのか」など事前学習で準備した質問を投げかけた。

 今回は2回目の給食交流となり、3月には和泊小学校と今帰仁小学校の2校で実施。和泊町特産のジャガイモを使ったポテトサラダが今帰仁小で食べられた。企画した和泊町経済課の安田さんは「お互いの地域の小学校をリレーバトンのようにつないでいきたい」と話す。大城小PTA会長の朝戸さんは「子どもも島以外の特産品を知り食べられて喜んでいた。リモートだが顔を合わせてお互いに紹介できて、とても良かった。また行ってほしい」と話す。

 大城小の田邊校長は「本年度の修学旅行先は、コロナ禍によりこれまでの沖縄ではなく奄美大島になった。来年度は今の5年生が沖縄に行けると考え、今回の事前学習と給食交流が修学旅行で点と点がつながるようになると期待している。今帰仁を訪れ実際に児童と会うことができれば、そして今帰仁スイカを食べることができればすてき」と期待を込める。

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