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正月生まれの子ヤギ4匹、すくすく成長中 ヤギを使った除草が広がれば

元日生まれの子ヤギ(先頭)と1月9日生まれの双子

元日生まれの子ヤギ(先頭)と1月9日生まれの双子

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 与論町麦屋で元日から11日にかけて子ヤギが生まれ、元気に駆け回っている。生まれたのは1日生まれ、9日生まれの双子、11日生まれの合計4匹。

ヤギと樋口綾子さん

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 育てているのは与論島移住4年目の樋口綾子さん。観光客が通る道でもあるので「ヤギを飼っている家」として知られている。

 「子どもの頃、団地住まいだったこともあり動物を飼えなかった。始めは猫を飼おうと思っていたが、与論島はヤギを飼っている人も多いので、自分が飼うのもいいなと思うようになった」と話す。

 「2年前、今の家に引っ越した時、雑草がひどく茂っていたので、自分で刈るよりヤギを飼いたいと友人に冗談半分で言ったら、本当に探してきてくれた。除草半分、ペット半分。オスのヤギ1匹から飼い始めた」と言う。

 昨年も子ヤギが生まれたほか、世話ができなくなった家のヤギを受け入れ、今年生まれた4匹を含め、今では合わせて11匹の世話をする。かわいいが、餌場の確保や1匹だと寂しくて鳴いてしまうなど、苦労も多い。

 「以前の出産時、どうしていいかわからずうろたえ、知り合いに相談したら、さらにいろいろな人が来て助けてくれるようになり、その時から周りの人たちが気にかけてくれるようになった」という。

 今では当初飼いたかった猫も飼い、「ヤギと猫のいる暮らしが幸せ」と言う。「与論島で除草剤を使うのではなく、ヤギを使った除草が広がれば」と期待を込める。

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