暮らす・働く 学ぶ・知る

太平洋も望める「伊仙町議会新議事堂」開場 開かれた議会目指す

開会を前に執行部と議員による国歌斉唱が行われた

開会を前に執行部と議員による国歌斉唱が行われた

  • 1

  •  

 新庁舎建設に伴い新しくなった伊仙町議会議事堂(伊仙町伊仙)で12月12日、執行役員と同町議員全員により開場式が行われた。

開場のあいさつで謝辞をのべる大久保明町長

[広告]

 本議会前の9時45分から町職員による国歌斉唱が行われ、議事堂は厳粛な空気に包まれた。開場のあいさつで前徹志議長は建設に関わった関係者への感謝に触れ、「スロープを設け傍聴席を稼働できる椅子にすることで、誰でも訪れることができる開かれた議会を目指す」と議会運営への意気込みを見せた。大久保明伊仙町長は「全ての町民が参加できる新しい伊仙町の歴史をここから築いていく。世界を視野に発展することは可能」と今後の展望を語った。

 同議事堂は9月に開庁した新庁舎の4階に設けられ、吹き抜けの天井に東側と南側が前面ガラス張りとなっており、議事堂内からは太平洋を望め、近くの沖永良部島まで見渡せる。議事堂前のロビーには、テーブル席やソファもあり、昼食をとる職員や併設されたテラスに景色を眺めに訪れる親子の姿も見受けられる。

 議会事務局の實夏三さんは「議会システムも一新され、これまで議会中継に人手がかかっていたが、新システムで作業が効率化でき、町民サービスへ還元が期待できる」と新議事堂のメリットを話す。「とてもすてきな議事堂なので、多くの町民に気軽に訪れてほしい」と町民へ議会参加を促すとともに、「議会中以外にも訪れてほしい」と呼びかける。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース