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沖永良部島でフードデリバリー「エラブーイーツ」開始 コロナ禍がきっかけ

玄関先まで専属スタッフが飲食店からデリバリーする

玄関先まで専属スタッフが飲食店からデリバリーする

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 沖永良部島・和泊町でフードデリバリーサービス「エラブーイーツ」がスタートしで間もなく2カ月になる。同町内にある「Snufkins Burger Cafe」「えらぶきっちんTERU」「居酒屋草(そう)」の3店舗から、メニュー料金に加えて手数料を払うことでフードとドリンクの配達を依頼できる。

配達時に使う保温バッグ

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 発案者は「Snufkins Burger Cafe」店主の竹村匡平さん。コロナ禍により飲食店の売り上げが落ち込む中で新たな収入源をつくるため、都市部で利用される「UBER EATS(ウーバーイーツ)」に着想を得て、まずは親しい飲食店店主に声を掛けた。美容室「PROTO」も経営する竹村さんは、利用客との会話の中で「コロナ禍以前から『デリバリーがあるとうれしい』という声はあった」と話す。

 コロナ禍をきっかけに、外食を控え家庭での食事の割合が高まる一方、利用客からは「急に家に人が来て食事することになったので助かった」「飲み会に呼ばれたが差し入れがないときに便利」という声があるという。

 今後の展開について、竹村さんは「コロナ禍が収束すれば、フードメニューを扱っていないスナックとの提携や、(出身地である)北海道から仕入れた島では珍しい食材のデリバリーを考えている」と話す。

 営業は金曜・土曜・日曜の18~21時限定で、配達エリアは和泊町内の全集落。反響次第では、営業日時の拡大も検討している。

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