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与論島発のクラフトビール誕生 島の素材と人の思いが結実

クラフトビールを販売する市村昇平さん

クラフトビールを販売する市村昇平さん

 与論島の素材を使ったクラフトビール「YAKA(やか)」と「ANNYA(あんにゃー)」が5月1日、与論地主・琴平神社(与論町立長)で奉納された与論十五夜踊り会場の物販ブースで販売された。地域資源を生かした新たな特産品として、来場者の注目を集めた。

販売されたビール

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 同ビールは、NPO法人「ヨロンSC」が運営する複合型観光施設「Muuru(ムール)」の職員で、地域おこし協力隊の市村昇平さんが企画・提案した。沖縄で「ビール造りはまちづくり」を掲げる「浮島ブルワリー」の由利光翠さんとの出会いを機に構想が始まり、島ならではの素材集めが進められた。

 原材料は、シャロン農園や原田農園が手がけた島ミカンと月桃、松井鮎子さん提供のもみがらをはじめ、島産の塩やキビザラ糖などを使用。ラベルデザインは島内で活動するウェブデザイナーの小高明日香さんが担当し、地域住民の協力で完成した。

 商品名の「YAKA」「ANNYA」は、それぞれ「お兄さん」「お姉さん」を意味する与論島の方言に由来する。「YAKA」は与論島産のキビザラをたっぷり使い、「苦みとコクのある味わいが広がる」という。一方、「ANNYA」は島ミカンと月桃の香りが広がるフルーティーな味わいが特徴。会場では試飲も行い、来場者は飲み比べを楽しんだ。

 試飲した女性は「クラフトビールはいろいろ飲んできたが、一味違う特別な味。ゆっくり風味を楽しみたいと思えるビールは初めて。飲み比べるのも楽しい」と話していた。

 市村さんは「与論島は子どもの頃の思い出の地で大好きな場所。島の魅力が詰まったビールを通して、国内外の人に与論を知ってもらい、訪れるきっかけになればうれしい」と話す。将来的には醸造所を開設しオリジナルブランドとして発展させる考えで、「応援してほしい」と呼びかける。

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