ヨロン島観光協会が6月から、島内の宿泊施設でQRコードと宿泊客のモバイル端末を使ったチェックインシステムの導入を推進している。
スマートフォンでQRコードを読み取ると宿帳への入力が可能になる
同協会は2021年より宿泊施設で記入する宿帳の用紙を統一し、情報を集約している。同システムを導入することで、紙の宿帳からデータを入力する手間を省けるうえに、リアルタイムで島内に滞在する観光客の動向を把握できる。今後は収集したデータを観光協会会員と共有して活用する予定。
同協会のdmo局長兼サステナビリティーコーディネーター、栁田真希さんは「与論の文化を守り、島民の負担を減らすためにDX化を推進している。このシステムで、どの時期にどんな客が来ているかを把握できれば、島に必要な設備やサービスが分かる。飲食店などは仕入れの参考にしたり、宿はチェックインの省力化にもなる」と話す。