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徳之島文化会館で「裏方」ワークショップ 舞台ができるまでを学ぶ

映像の調整方法について説明をうける参加者

映像の調整方法について説明をうける参加者

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 徳之島町文化会館(徳之島町亀津)で7月17日、「演劇ワークショップ~ココロとカラダを解き放とう~」と題した裏方ワークショップが開催され、2人が参加した。主催は徳之島子ども劇場で、独立行政法人「国立青少年教育振興機構」が支援する事業「こどもゆめ基金助成活動『体験の風をおこそう』」の一環。

音響について説明する講師の三原さん

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 新型コロナウイルスの影響で2人の参加になったが、普段は入ることのない会館のステージや舞台装置などに触れた。併せて、実際に当日行われるピアノコンサートの演出の仕方や作業などを出演者や音響、照明の担当者に質問したり、説明を受けたりしながら体験した。コンサート本番では、実際に操作機器に触れるなどの体験もした。

 参加した太田みなみさん(西阿木名小三京分校5年)は「裏方の仕事が知りたかった。いろいろな装置を見ることができて面白かった。タブレット端末を使って遠隔操作できる技術がすごかった」、平莉姫(たいらりこ)さん(亀津中3年)は「裏方の仕事が大変だと分かった。照明で演出が工夫でき、マイクの音を調整することで聞きやすく、しゃべりやすくできることを知り、細かい作業があることを学んだ」と、それぞれ感想を話した。

 講師を務めた音響担当の三原隆輝さんは「裏方は目立たない仕事だが、最高のパフォーマンスができる環境をつくるのが我々の仕事。出演者に喜んでもらえることを一番大切にしている」と裏方業に対する思いを語った。

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