知名町住吉小学校(知名町住吉)の校庭で6月27日、「住吉小学校区祭り」が開催され、地域住民約300人が集まり交流を深めた。
台風7号の接近に伴い、一時は物資の到着が危ぶまれるなど開催への影響が懸念されたものの、当日は無事に開催。かつて途絶えていた同祭りを「有志による」実行委員会が復活させて以来、メンバーらは「子どもたちを喜ばせたい」との思いから運営を継続してきた。
当日は、沖永良部高校エイサー部が演舞を披露したほか、お楽しみ抽選会、会場全体で輪を作る盆踊りを行い、会場は熱気に包まれた。近年は青壮年団やPTAなどの若い世代が運営に積極的に加わっており、そこから生まれる新しいアイデアや協力体制が、活動を支える大きな原動力になっている。
会場では、島の画家・神川こずえさんが15年前の同イベントを描いた絵画も特別展示した。校区のシンボルであるガジュマルの木が描かれた作品を前に、集まった住民らは当時の思い出を回想。世代を超えて人々が集い、過去の風景と今が交差する温かい空間が広がった。夕暮れ時には美しい夕日が校庭を照らし、ガジュマルの木陰で住民たちが談笑する姿が見られた。
実行委員会メンバーの一人は「雨が上がり開催までの苦労が報われた。子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまでが共に笑い合える温かい校区祭りを、これからも守り続けていきたい」と今後の継続へ意欲を見せる。