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沖永良部島で「地域おこし協力隊」着任式 子どもの郷土愛を育む「ちむぐくるプランナー」

(左から)ちむぐくるプランナーの辞令書を手渡す前町長と着任した谷口さん

(左から)ちむぐくるプランナーの辞令書を手渡す前町長と着任した谷口さん

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 沖永良部島・和泊町役場で11月、地域おこし協力隊の着任式が行われた。着任した谷口勇志さん(34)は受け取った辞令を手に、「たくさんの地域の人と出会い、島のことを話してもらい、子どもたちを理解して、一緒になって活動を本格化させていきたい」と抱負を述べた。

辞令書を持つ谷口さん

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 今後、「ちむぐくるプランナー」として、地域の子どもたちに郷土愛を育む場づくりを担う。「ちむぐくる」は沖永良部島や沖縄の方言で肝と心を組み合わせた言葉で 、郷土愛に近い意味を持つ。

 前(すすめ)和泊町町長は「子どもたちが島を誇りに思っていつも元気に明るく目を輝かせて暮らしているのが理想。外から来た人も魅力を感じて住みたいと思ってもらえると思う。ちむぐくるプランナーとして谷口さんなりの形で島をつくっていく子どもたちを導いてほしい。楽しみにしている」とエールを送った。

 谷口さんは和歌山県出身。オーストラリアとイギリスで暮らした経験もあり、現地の小学校で日本の文化を教える機会もあったという。帰国後に暖かい場所に住もうと調べたところ、ネット上で移住についての情報が多かったため沖永良部島への移住の準備を始めた」と話す。

 「和泊町の町章が印象に残っていて、入りが良かった。それから役場で地域おこし協力隊の募集について教わり、トントン拍子で今に至り、縁を感じる」と、谷口さんは自身の移住の経緯について振り返る。

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