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徳之島で初の「Island glow market」  ママ友と発案で企画

蚕の繭から作った真綿を使ったシルクワークショップ

蚕の繭から作った真綿を使ったシルクワークショップ

 徳之島・伊仙町阿権の前里屋敷で10月17日、マルシェイベント「Island glow market」が初開催された。カフェ「hetono coffee」を営む上岡麻記さんらが企画し、島内で活動する5店舗が出店した。

心地よい空間でのマッサージ

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 上岡さんが、周囲のママ友とそれぞれの得意なことや活動を披露できる場所があればいいと話したことがきっかけ。そこから知人ら複数人に声をかけ、夏ごろから準備を進めていた。台風の影響で一度は開催を見送ったが、この秋、無事に開催となった。イベント名の「Island glow」には「島の輝き」などの意味があり、徳之島の自然の中で心地よい時間を過ごしてほしいという思いを込めた。

 上岡さんは神戸市出身。天城町出身の夫と共に、子どもの進学を機に2025年4月、徳之島へ移住した。神戸ではヨガ講師として活動し、ラテアート教室にも通っていた。おいしいコーヒーとの出合いをきっかけに、移住後にオンラインでコーヒー豆の販売を開始。島内でもおいしいコーヒーを飲める場所があればという周囲の声に後押しされ、知人の店舗を間借りする形でカフェ営業を始めた。

 店名は、当初出店を考えていた天城町平土野(へとの)に由来する。現在は前里屋敷を拠点に月10日前後営業。前里屋敷は歴史ある建物であることや、近くに樹齢300年を超えるガジュマルなどの見どころがあること、人が集まりやすく、程よい広さでゆっくり過ごせる点などから「今回のイベントもここで実施したかった」と話す。

 当日は多肉植物の販売やマッサージ、手相占いなどのほか、オリジナル香水調合などの体験型ワークショップが行われた。出店者の長谷川智子さん(天城町在住)は、蚕の繭から作る真綿を使い、来年の干支(えと)の羊を作るワークショップを行った。長谷川さんは「真綿の軽さや温かさに驚く親子が多かった。大島紬で有名な徳之島や奄美大島でも、養蚕(ようさん)を見る機会はとても少ないと聞く。知識と実際に触れる体験を結び付け、養蚕や絹への関心を広げたい」と語った。

 会場には赤ちゃんや子ども連れの来場者も多く訪れた。友人と参加したという女性は「場所の雰囲気がとてもよく、和室なので子連れでも参加しやすかった。気が合う知人も増えた。将来カフェをしたいと思っているので、次は出店側として興味を持てた」と笑顔を見せた。

 上岡さんは、「今後も物を販売するだけでなく、島では普段なかなかできない体験を楽しめる場にしていきたいと考えている。島内にいるさまざまな知識や技術を持つ人たちが、それぞれのやってみたいことを持ち寄り、企画を続けていけたら」と今後への思いを語った。