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沖永良部高で「みらい探求プロジェクト」始動 実践前にライターの心得・技術学ぶ

講師を務めたフリーライターのネルソン水嶋さん

講師を務めたフリーライターのネルソン水嶋さん

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沖永良部島唯一の高校、沖永良部高校(知名町余多)で7月、「沖高みらい探求プロジェクト~持続可能な島作りのために~」と題した課題解決型のプロジェクトが始まった。

講義を聞く生徒たち

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高校2年生がキャリア教育を踏まえた社会探求学習として、島で活躍する大人を高校生が直接、選定・取材・編集して島の産業を学びながら、そこにある情熱や思いを「えらぶ仕事図鑑」にして紹介する同プロジェクト。「地元の大人が働く姿を取材を通して知り、島に将来帰ってくる動機付けになれば」と室屋洋一校長が企画した。

 実際に地元で取材する前に、島内で活躍するライター、ネルソン水嶋さんが講師となり、ライターとしての心得と技術を学ぶ特別講義が行われた。約60人の2年生が講義室に集まり、ネルソン水嶋さんの話に耳を傾けた。

 講義は2部構成で、前半はパワーポイントを使いライターをすることでたくさんの出会いが人生の財産になることや、聞く力や気付く力が養えること、そして継続して培った書く力は生涯使える技術になることを伝えた。後半は実際に担任教師にインタビュー形式で質問を行うなどして実践に備える講義となった。

 水嶋さんは「沖永良部高校は母の母校、まさかそこで授業をするとは思わなかった。ライターは時に取材も撮影も執筆も行うので、いろいろな仕事に応用が利く。これを機に、ぜひ興味を持ってほしい」と期待を込める。

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