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沖永良部島で子ども向け夏期集中運動教室 劇団四季の元役者も指導

沖田さん(前列中央)と中野さん(後列中央)と参加児童たち

沖田さん(前列中央)と中野さん(後列中央)と参加児童たち

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 沖永良部島の和泊町研修センター(和泊町根折)で8月9日・10日の2日間、地域スポーツクラブ「元気!わどまりクラブ」が子ども向けに運動の夏季集中講座を開き、4歳~中学3年の約20人が参加した。

練習前の屈伸運動

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 講座では、「学校体育の苦手を克服」することを目標に、跳び箱や鉄棒、マットや縄を使った運動に加え、倒立・側転などを教えるアクロバット体験教室を開講。同クラブ講師の中野譲さんは「普段活動する時間帯では参加できない子どももいるため開いた」と話す。

 アクロバット体験教室では東京から招いた「FALAアクロバットクラブ」(東京都立川市)代表の沖田亘さんが指導に参加。「島の子どもは非常に素直で距離を縮めるのが早くしゃべりやすい。運動能力が高く、身体を動かすことに恐れがない」と沖田さんはほほ笑む。中野さんは「普段頑張っている子どもたちに次の世界を見せてあげたいという気持ちから企画し、沖田さんに快く引き受けていただいた」と話す。

 講座に参加した児童からは「ロンダートができてうれしかった」「逆立ちや側転ができるようになってうれしい」などの声が聞かれた。参加児童の母親の名越さんは「変わったことをさせたいと思って参加した」と話しながら一部始終を見守った。

 沖田さんは青森大学在学中に全日本新体操選手権4連覇を果たし、劇団四季の役者として10年半にわたり活動。現在は東京で児童向けのアクロバット教室を主宰している。「逆立ちはアクロバティックの基本。正しいやり方を身につければいろいろな技につながる。才能を発見させたい」と話す。

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