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与論島産蜂蜜「おひさまのしずく」 養蜂通じ島の恵みを届けたいと商品化

Honeying Projectの川上明日香さん(左)と松井直樹さん(右)

Honeying Projectの川上明日香さん(左)と松井直樹さん(右)

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 Honeying Project(ハニーイングプロジェクト)が7月、与論島産蜂蜜「おひさまのしずく」を発売した。

「おひさまのしずく」与論島に咲いているほとんどの花の蜜がこの蜂蜜になる

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 同プロジェクトのプロデューサー松井直樹さんは沖縄県地域おこし協力隊の取材で養蜂を学び、ミツバチが自然環境と共生していることに面白さを感じ、同プロジェクトの立ち上げを決めた。ミツバチを通じて、持続可能な開発目標「SDGs」への取り組みも進めている。

 2020年6月に6000匹でスタートした養蜂は、現在約5万匹まで成長。ミツバチは与論島の約80%に飛べるため、与論島に咲いているほとんどの花の蜜が蜂蜜になるという。

 「ミツバチの巣箱の世話から採蜜、パッケージに至るまで全て自分たちで手掛けている。ラベルは私の子どもたちがデザインした。安心安全なものを届けたいので、巣のかすなどの不純物だけを濾(こ)して瓶に詰め、全ての蜂蜜に採蜜日や糖度を記載しているのがこだわり」と同プロジェクトの川上さん。

 松井さんは「ミツバチはとても頭が良く、周囲の環境に敏感な昆虫。農薬などの人間由来の変化はもちろん、気候の変化も人間よりも早く察知しているのが育てていると良く分かる。この取り組みを子どもたちにも環境教育の一環として提供できたら」とほほ笑む。

 「この蜂蜜は与論の自然の恵みの結晶。与論島に関わる多くの方々が与論島を身近に感じられ、皆さんが元気でいられるように」と2人は期待を込める。

 商品は与論島内の11カ所で扱う。

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