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徳之島「松永酒造場」が創業70周年感謝祭 島のアーティストが花添える

地元の子どもたちと徳之島在住のアーティスト、黒糖焼酎「マルシカ」テーマソングを歌う松永晶子社長

地元の子どもたちと徳之島在住のアーティスト、黒糖焼酎「マルシカ」テーマソングを歌う松永晶子社長

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今年で創業70周年を迎えた伊仙町阿三(あさん)の「松永酒造場」が11月5日、記念イベントとして「ほーらい館」(伊仙町伊仙)で「マルシカ祭」を開催し、島内外のアーティストと来場者合わせて約280人と共に祝った。

「ワダツミの木」を熱唱する元ちとせさん

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 同社は、徳之島が米軍統治下に置かれていた1952(昭和27)年に創業し、親子3代にわたり代々女性が杜氏として黒糖焼酎「マルシカ」を製造してきた。現在の杜氏で社長の松永晶子さんは「昔から地域の方たちに支えられて本日を迎えることができた。これまで紆余(うよ)曲折があったが、また皆さまの元にマルシカを提供できとてもうれしい」と感謝の言葉を述べた。

 同イベントには、禎一馬さん、安田竜馬さん、城朋仁さんなどの島内のアーティストのほか、特別ゲストとして奄美群島内外で活躍する歌手・奄美民謡唄者の元ちとせさんが参加。ヒット曲「ワダツミの木」を熱唱し、祝いに花を添えた。元さんと松永さんは互いの長女が高校の親友同士ということから連絡を取り、オファーしたという。コンサート中のMCで元さんは「松永さんとの最初の出会いは、奄美で逆走してくる車を止めたら彼女だった」と話し、会場の笑いを誘った。

 会場には黒糖焼酎「マルシカ」の販売ブースや地元の洋菓子店やカフェも出店し、多くの人でにぎわった。

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