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与論島の昔の暮らしを知る写真展 思い出や記憶を未来へつなぐ機会に

与論町中央公民館で開催される「島の自然と暮らしのゆんぬ古写真展 vol.2」

与論町中央公民館で開催される「島の自然と暮らしのゆんぬ古写真展 vol.2」

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 与論中央公民館(与論町茶花)で現在、「島の自然と暮らしのゆんぬ古写真展 vol.2」が開催されている。

当時を知る観覧者からは当時の思い出話が聞けることも

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 総合地球環境学研究所の「LINKAGE(リンケージ) プロジェクト」の一環で開く同展は、2月に続き今回が2回目となる。

 1回目の展示はコロナ禍の中、規模を縮小した形で開いた。今回は1回目の古写真展用に用意した写真パネルと共に、行政や地域の人々が記録した写真の中から、港や桟橋、フェリーの移り変わりなどを中心とした、昭和30年代から現在までの島の暮らしの変遷を伝えるものや、1940年代から現在に至る空中写真も新たに加えて展示している。

 同プロジェクトメンバーで琉球大学准教授の高橋そよさんは「今回の古写真展は、観覧者に付箋を使って自由に思い出や感想を書き込めるようにしている。『91歳のパーパー(おばあちゃん)がすべての写真を懐かしんで見入っていた』という感想を頂き、この写真展が世代を超えて、思い出や記憶を未来へつなぐ機会になっていることを知りうれしかった」と話す。

 同企画の事務局を務める同町教育委員会の南勇輔さんは「展示用の写真の選別や場所の特定をする中で、自分自身が生まれる前の写真に当時のイメージが湧かないことも多かったが、先生方や島内の協力者へのヒアリングによって、島に今は無い風景を学ぶことができた。写真についての聞き取りと当時に当時の思い出を語ってくれる方がとても多かったことが印象的だった。写真の持つ情報量の豊かさを実感した」と話す。

 2人は「この写真展を通じて、島の移り変わりを感じていただくとともに昔の思い出を語ってほしい。自宅に眠っている思い出のアルバムなどもあれば事務局に声掛けいただければ」と呼びかける。

 開催時間は中央公民館の営業時間に準じる。日曜・祝日休館。6月25日まで。

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