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歴史ある与論島のトビウオ漁、今年も水揚げ始まる

茶花漁港の競りに出されたトビウオ(手前)

茶花漁港の競りに出されたトビウオ(手前)

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 与論島でトビウオの水揚げが始まり、島内のスーパーにも新鮮なトビウオが並び始めている。

トビウオのほか、さまざまな魚がセリに出される。この日はシビマグロが多く水揚げされていた

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 時季によって捕れるトビウオの種類も異なる。今、競りに出されるのは「オオナツメトビ」。水揚げされたトビウオは全て島内で消費される。

 2月頃から捕れるが、トビウオの囲い込み漁は4~5人のグループで行うため、半農半漁のメンバーの農繁期を避けてこの時期に始まる。トビウオ漁に従事する漁師が減っている事情もある。

 与論でかつて盛んだったトビウオの囲い込み漁は与論人が沖縄の糸満から学んた。日本一である屋久島のトビウオ漁は、与論の漁師が屋久島へ伝えたという歴史がある。

 与論島漁業協同組参事の箕作広光さんは「歴史ある与論のトビウオ漁を何とか残したい。新鮮なトビウオは刺し身やフライがお勧め」と話す。

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