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字から再生エネルギーを考える 沖永良部島でワークショップ

真剣なまなざしでワークショップに取り組む参加者たち

真剣なまなざしでワークショップに取り組む参加者たち

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 沖永良部知名町の上平川生活館で10月22日、「字循環共生圏計画」作りのためのワークショップが開催された。知名町が2050年までにカーボンニュートラル実現を目指す取り組みの一環。30~80代の地域住民約30人が参加した。

ファシリテーターの乾大樹さん

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 環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業を活用して知名町企画振興課が開いた。ワークショップのファシリテーションは一般社団法人「サステナブル経営推進機構」の乾大樹さんが行った。「10年後も集落の伝統である大蛇踊りを豊かに継続するには」をテーマに、「脱炭素の手段を初めから選ぶのではなく、地域の困りごとに合った再生エネルギーの活用が重要」と住民に説明した。

 現在の集落の75歳以上、74歳~19歳、18歳以下の人口を赤・青・黄に分けて配られた集落の地図に、相談しながらシールを貼っていった。10年後の分布も続けて貼っていくワークショップも行い、10年での年齢の推移を比較し、気付きや困りごとを共有した。

 参加した上平川字の前田純也さんは「何となく感じていた少子高齢化社会だが、『見える化』することで、さらに何とかしなければという意識が高まった」とワークショップを振り返った。

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