子育て中の父親向けイベント「父Sunday(とうさんでー)」が12月3日、与論町で開催され、11組の親子が参加した。
主催は与論町地域女性連絡協議会。代表の田畑香織さんは「与論のためにどんな取り組みができるかと毎年模索する中、昨年冬、NPO法人「よろん出産子育て応援隊あんまぁ~ず」が主催した父親向けイベントの満足度がとても高かったと聞き、協力して2度目の開催を計画した。地域に何となく漂う 『女性の役割、男性の役割』という見方に新しい視点が加わり、いろいろな人にとって、より住みよい与論島になることの願いを込めた」と話す。
与論町出身で、整骨院やピラティススタジオを鹿児島市内で経営する町永春樹さんが講師となり、「1歳~3歳児」「4歳~6歳児(未就学児)」向けに体の発達に合わせた遊び方をレクチャーした。
参加した父親は「子どもと大人が一緒になってできる運動があり、自分も楽しむことができた。子どもが満足している様子で、参加した甲斐(かい)があった。こうした楽しいイベントの機会が増えていけば、さらに子育てしやすい島になるのでは」と話していた。
共同開催した「あんまぁ~ず」の担当者は「あんまぁ~ずだけでは開催が難しかったイベントを、地域女性連絡協議会とのタッグのおかげで実現することができた。島内からの声に応えられてうれしい。島内外で島を良くしたいという気持ちのメンバーが団体を超えて協力し合いながら、より良い島にしていきたい」と話す。