「CHINA Farmers Market(知名ファーマーズマーケット)」が12月3日、沖永良部島の知名町白浜港駐車場で開催された。
地産地消の推進を目的に、島内の農産物やグルメの販売を行うマルシェは今回が初の試み。地元の生産者と消費者の交流を深めることを目指し、島の新鮮な野菜・果物・魚を販売するイベント。
農産物を販売したほか、地元の飲食店が地元食材を使った料理や、島外から食材スタイリストを呼び島の食材の味を生かした料理を考案し販売した。「しん真」は里芋を使った水ギョーザを、「RE:BORN(リボーン)」は紫芋を使ったぜんざいなど。
地産地消マルシェ実行委員会の武元竹夫会長は「準備がとても大変だった。もっと野菜を販売する予定だったが、暖冬で野菜が上手く育たなくて用意できなかった。今回は初めての試みなので、反応を見て今後についても考えたい」と振り返る。
知名町農林課の甘利一誠さんは「生産者は飲食店に野菜を売りたい、飲食店は地元の野菜を使いたいけど、どうしたら良いか分からなかった。生産者と地元飲食店のマッチングを図れれば。消費者にも地元の食材を使った新たな料理を発見してほしい。地産地消を楽しく知ってほしいと思い企画した」と話す。