観光庁が進める日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)のモデル地区である与論町で6月24日~26日の3日間、JSTSトレーニングが行われた。
同トレーニングは、モデル地区での持続可能な観光に関する基準の理解を促進させることを目的に実施。講師は持続可能な観光の国際基準を会衣鉢したグローバルサスティナブルツーリズム協議会(GSTC)公認トレーナーの荒井一洋さんが務めた。
参加者は役場職員をはじめ、サンゴの保全など環境問題に取り組むNPOや飲食店経営者、観光ガイドなど、島のさまざまな分野で活動する23人。1日目・2日目は座学を中心に行い、最終日はフィールドワークを通して学びを深めた。
運営に携わったDMO局長兼サステナビリティーコーディーネーターの柳田真希さんは「今回多くの立場の方に受講してもらうことで、いろいろな側面から与論町の問題を考えることができた。現状の認識や今後のビジョンを共有しながら進めていきたい」と語った。