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沖永良部島でトライアル公営塾 地元児童・生徒を来島した大学生がサポート

学習の間に会話を楽しむ大学生と児童たち

学習の間に会話を楽しむ大学生と児童たち

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 沖永良部島の田皆公民館(知名町田皆)で8月18日、知名町がトライアル公営塾を行った。全国から5人の大学生が来島し、参加児童・生徒の夏休みの宿題を手伝うほか、将来の夢などについて話した。

(左から)麓さんと永野さん

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 公営塾は自治体が設置する塾。今回のトライアル塾では小学5年生~中学3年生を対象に、教科学習のほか、興味のあることの知識を深めたり、地域で必要とされる仕事について学ぶ。山形、東京、京都、神奈川からサポート役として大学生が参加し、折り紙を楽しむほか、地図で興味を持った場所の写真を
ネットで検索するなどして知識を深めた。

小学6年の岡越愛さんは「作文の書き方を教えてもらった」「先生なのに友達みたいで話しやすい。毎日来たい」と話していた。

 産業能率大学3年の安藤優衣さんは「昨日は『先生になりたい』という夢について一緒に考えた」「子どもたちは学校が違ってもお互いのことを知っているなど、コミュニティーが小さいことに驚いた。自分の地元とも共通するところがある」とほほ笑む。

 公営塾の企画に携わったPrima Pinguino(東京都中央区)の麓大地さんは「教育は学校だけが取り組むのではなく、地域内外の人と進めるものがあることを知ってほしい」と話す。知名町企画振興課の永野道也さんは「4年前に準備を進めて、ようやく開催できた。地域には人材を育てるという考え方が大事。自分で考えられる子どもを増やしたい」と意気込む。

 トライアル公営塾は8月17日~22日に田皆公民館で、25日~30日に瀬利覚公民館(知名町瀬利覚)で行う。

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