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与論島に初の訪問看護ステーション 最期まで自分らしい生き方支援

左から「まなび島」の田畑さん、「つむぎ訪問看護ステーション」管理者の南さん、スタッフの池田さん

左から「まなび島」の田畑さん、「つむぎ訪問看護ステーション」管理者の南さん、スタッフの池田さん

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 与論島初の訪問看護ステーション「つむぎ訪問看護ステーション」(与論町茶花)が7月1日、開所した。

元気に訪問に向かうスタッフの末永さん、南さん(左から)

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 訪問看護サービスは、主治医の指示の下、看護師が患者の自宅に訪問し医療のサポートを行う。同ステーションを運営する「まなび島」の田畑香織さんは「これまで与論島には、訪問看護サービスを提供する事業者がいなかった。一方、すでに70歳以上の人口が1300人を超え、75歳以上の後期高齢者が1000人以上になる日が近い与論島に、現在の病床は、病院・老人ホーム含め数百床程度。これから確実に必要なサービスで、誰かがやらなければいけないと思った」と話す。

 所長の南ちひろさんは、在宅医療の必要性を強く感じていたところ、田畑さんに声を掛けられ管理者として勤務することを決めた。「与論島には、自分の最期は自宅で迎えるという文化が根付いていることもあり、在宅看護・介護のニーズは高い。一方で医療人材の不足、家族の負担など課題も多い中、訪問看護、訪問介護、医療機関などの連携を促進させていきたい」と意気込む。

 つむぎ訪問看護ステーションでは、フレックスタイム制やインセンティブ制を取り入れた。「働く人の、働き方や仕事の価値を変えることにも挑戦したい」と田畑さん。

 「島だから、年老いたから諦めるしかない、ではなく、島でも、いくつになっても、実現したい暮らし方をしていける。最期まで自分らしく生きていくための支援を実現するために挑戦を続けていきたい」と田畑さん、南さんは語る。

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