与論島のNPO法人「ヨロンSC」が5月29日、「海ごみゼロツーリング」を開催した。
当日は、同NPOが運営する海洋クラブメンバーの児童が複数人乗りの大型サップを漕いで島内3カ所のビーチを海から巡り、ゴミ拾いをした。梅雨の合間の晴天にも恵まれ、子どもたちは海ゴミを拾いながらの冒険を楽しんだ。
この活動は、海洋ゴミ問題の取り組みとして日本財団と環境省が共同で取り組む「海ごみゼロウィーク」の活動の一環。
子どもたちを指導した同NPOの田中裕士さんは「今日は砂浜のゴミが少なかったので、5ミリ下の小さな海ゴミ、マイクロプラスチックを拾った。見た目は派手ではないが、たくさん拾ってくれた。他にテトラポットに掛かった漁網も回収できた。こうした海ゴミ拾い体験を通して、大人がやるから海ゴミを拾うのではなく、海に来た時に自分から拾おうと思ってくれる子どもに育ってほしい」と期待を込める。