沖永良部島・瀬利覚字のジッキョヌホー(和泊町瀬利覚)で7月19日、「ジッキョヌホーまつり2026」が開かれた。島内外から多くの人が訪れ、伝統芸能や島唄、バンド演奏など多彩な催しを楽しみながら、湧水のほとりで夏の夜を楽しんだ。
ジッキョヌホーは、沖永良部島の方言で「瀬利覚(ジッキョ)の川(ホー)」を意味する。水道が整備される以前は生活用水として地域を支えた大切な湧水で、「平成の名水百選」にも選ばれている。現在は子どもたちが水遊びを楽しむ場所として親しまれ、祭りでは湧水の上に特設舞台が設けられた。
18時30分から神事で幕を開け、瀬利覚ヤッコや御前風、島唄グループ「えらぶのネーネー達」、バンド「キャッチ&リリース」「パンシローズ」などが出演。屋台も並び、来場者は飲食を楽しみながら、伝統芸能や音楽に耳を傾け、涼やかな夏のひとときを過ごした。
祭りでは思いがけない出会いも生まれた。参加した草部さん夫婦は、2人で北海道・利尻島を訪れた際に購入したTシャツを着て参加。会場で偶然、同じTシャツを着た5人と出会い、「『利尻島に行きましたよ』と声をかけたのがきっかけで、一緒に飲んだり踊ったりと楽しい時間を過ごせた。沖永良部島で北海道の離島の話ができるとは思ってもいなかった」と、祭りならではの縁を笑顔で振り返る。