与論島初のワイン・シャンパーニュの専門店「メゾンシナハ」（与論町茶花）が11月20日、オープンした。

店舗の外観とブワジョル夫妻

　店主のブワジョル淳子さんと夫のフィリップさんは今年１月、フランスのマルセイユから家族で与論島に移住。フランス国内の田舎なども含めて移住先を探した中で与論を選んだ理由は、「恋に落ちた感じ。私たちの島と言いやすい大きさ。こういう生活がしたい、というイメージがしっくり来たため」と話す。

　「移住して島民とのつながりが欲しいと考えていたところ、普段からワインについて聞かれる場面も多く、元々ワインが好きだったこともあり専門店を開くことにした」と言う。

　同店では、さまざまな食事に合わせられるように選んだ商品を取りそろえている。POPにはお薦めの食材も記し、もずく、冬瓜など、与論島で日常に購入出来る食材や料理に合うワインも提案している。

　淳子さんは「飲み物と食べ物の組み合わせを考える行為は自分の生活を考えることにつながる。生活の中でぜひ取り入れてほしいアイデア。まずは与論島の人へ身近にワインを知ってほしい。いずれはワイン好きな旅行者層を与論に呼びたい」と話す。

営業時間は14時～19時（日曜は10時～12時）。月曜・火曜は予約制。