徳之島・伊仙町の喜念小学校バレーボールチーム「喜念ブルース」が4月1日、伊仙町役場を表敬訪問し、3月28日・29日に京都で開催された「ファイテンカップ第34回西日本選抜小学生バレーボール新人大会」(西日本小学生バレーボール連盟主催)男女混合A級での準優勝を伊田正則町長へ報告した。
離島からの出場での好成績は珍しく、鹿児島県勢としても同大会A級での準優勝は初の快挙。表敬訪問で伊田町長は「すごい成果」と驚きを示し、選手たちをねぎらった。
大会は予選通過上位2チームがA級に進出。喜念ブルースは予選から準決勝まで全試合を2-0のストレートで勝ち上がった。決勝では17-21、22-20、20-18の接戦の末、2-1で惜敗した。準決勝、決勝共に相手はクラブチームである中、喜念ブルースは小学校単位のチームとして健闘が光った。
チームは日頃からの取り組みとして、遠征先でも清掃活動を継続。森監督は「今回も宿泊した3日間、みんなで毎朝5時半に起床し、周囲のごみ拾いを行った。こうした日常の積み重ねが、プレーやチームワークにつながっている」と話す。
今回の遠征は、島内外からの支援によって実現した。喜念ブルース育成会の福永こず恵さんによると、出場した児童9人と指導者2人の移動費・宿泊費だけで約150万円が必要だったという。資金確保のため、保護者と選手のこどもらは清掃活動や募金活動、クラウドファンディングなどに取り組み、島内20カ所以上に募金箱を設置。関東や関西の郷友会にも協力を呼びかけたほか、SNSでの発信も行った。
その結果、島内はもちろん島外からも多くの支援が寄せられ、必要な遠征費を賄うことができた。福永さんは「『島の子どもたちが頑張っているから』と、直接お会いしたことがない方々からも多くの応援を頂いてとても驚いている。子どもたちの頑張りが、私たち保護者の励みにもなった。皆さまの温かい気持ちが今回の結果につながったと思う」と感謝を述べた。
大会期間中はネット配信を通じて応援する人も多く、会場には島出身者などが駆けつけた。中には名古屋から80代の支援者が訪れるなど、「徳之島」というつながりが大きな支えとなった。
キャプテンの元岡徠晴(らいせい)君(喜念小6年)は「会場は広く人も多くて緊張したが、出場できて良かった。決勝の結果は悔しかったので、もっと練習して技術やチームワークを高めたい」と今後に向けて意気込みを見せる。
チームは6月に行われる全日本予選の鹿児島県大会に出場予定で、優勝すれば8月に東京で開催される全国大会への出場が決まる。さらなる飛躍を目指し、練習を続ける。