沖永良部島内の各郵便局で3月下旬頃まで、同島の中学や高校の卒業生らが進学や就職で島を離れる「島立ち」の時期に合わせ、旅立つ若者へ向けた応援メッセージが掲出された。知名郵便局や国頭郵便局などの出入り口付近には、「夢に向かって羽ばたけ!」などの温かい言葉が飾られた。
この取り組みは、少なくとも6年前から奄美群島内の郵便局で行われており、奄美群島内の各エリアで顧客対応担当リーダーたちが、地域特有の大きな節目である島立ちを温かく見送ろうと発案したという。
知名郵便局では局前の掲示板の全面に桜の花をかたどった飾りとメッセージを掲出。同局では今年に島立ちを迎える子どもを持つ社員がいたことから話は広がり、他の社員も島立ちしたわが子や、これから島立ちするわが子の姿を重ねながらメッセージを書き添えていったという。
その後、常連客らにも島立ちの話になり、追加のメッセージの記入を依頼。その結果、「自分を信じて!」「あなたならできる!」「さみしくなるけど頑張れ」「ずっと見守っているよ」など、日を追うごとに掲示板の応援の言葉は増えていった。
同局社員は客が喜んで書き込む様子から地域の温かさを感じ、「大きな家族のような島民のつながりは島の宝だと感じる。これからも地域に寄り添える郵便局でありたい」と話す。