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沖永良部島のうどん店、人気チャーハン支えた中華鍋が壊れて3代目に新調

壊れた2代目中華鍋(右)と新調した3代目中華鍋(左)を持つ山田さん

壊れた2代目中華鍋(右)と新調した3代目中華鍋(左)を持つ山田さん

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 沖永良部島でうどんやラーメンを提供する山田製麺(和泊町和泊)店主の山田英生さんが8年間使い続けた「2代目」中華鍋が壊れ、1月13日に寿命を迎えた。鍋は初代が壊れた際に同店から徒歩数分の場所にある中華料理店「前田工房」から譲り受けたもの。前回壊れたときの反省を生かして予備の中華鍋を用意していた山田さんだが、「新しい鍋はまだ慣れない」と話す。

折れた2代目の持ち手

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 山田さんが鍋に異変を感じたのは13日の14時ごろ。夜営業の仕込みをしていたところ、鍋を振ったタイミングで持ち手が折れ曲がり、皮一枚でつながった状態に。その後、機転を利かせて鍋を傾けて高さを付けて調理を続け、その日の営業を乗り切った。翌日、インスタグラムに報告のための写真を投稿した直後、「バキッ」という音と共に持ち手が完全に折れて取れてしまったという。

 山田さんは「1回の調理で鍋を15回振るので、8年間で200万回以上振った計算になる。初代は力のある従業員が振っていたため、鍋が破れるように壊れた」と前回の壊れ方との違いを明かす。同店で中華鍋を使う料理はチャーハンのみ。同店の客の半数以上が注文する人気メニューで、2年前にチャーハンに魅了された女児と思われる客からファンレターをもらったこともあるほど。

 新調した鍋について、「カーブの角度が少し急なのと、前の鍋に比べて油の量が分かりづらい。手になじむまで少し時間がかかりそう」と山田さん。実家は看板店で、溶接機材がそろっているため、「持ち手を溶接すればまだ使えるかもしれない」と2代目復活ももくろむ。

 前田工房店主の前田勉さんは「8年も使っていたと知って驚いた。うちは全ての料理を中華鍋で作るため、底がすり減って穴が空くなどで、約3年で買い替えている」と話す。山田製麺の常連客で、自宅でも中華鍋を振るという中国出身の江龍さんから「2代目の鍋はとても丈夫。新しい鍋は薄い。すぐ壊れるよ」と忠告を受け、山田さんは「もう一つ予備を買おうかな」と笑う。

 営業時間は11時30分~14時、19時~20時。金曜定休。

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