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奄美群島南三島経済新聞初のインターンが卒業 「学び合い楽しかった」

沖永良部支局、与論支局、徳之島支局をつないでのミーティング風景

沖永良部支局、与論支局、徳之島支局をつないでのミーティング風景

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 奄美群島南三島経済新聞に初めてのインターンとして参加した、公立小松大学4年の大御悠瑠花(おおみはるか)さんが9月末で卒業した。大御さんは沖永良部島支局の記者として活動。「記者の経験は初めてだったが、地域の出来事が『みなさん新聞(奄美群島南三島経済新聞の略称)』でニュースとして人々に届くことにうれしさを感じた」と笑顔で振り返る。

ユリ畑でポーズをとる大御さん

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 大御さんと沖永良部島との出合いは、一般社団法人「えらぶ手帖」が開催する「e.lab教育デザイン研修」への参加がきっかけ。同法人のインターン生として半年間、広報やビーチクリーン活動の運営、島留学中の親子の生活支援を行いながら、並行して同新聞の記者としても活動した。

 沖永良部島での暮らしについて、大御さんは「島の子どもが葉っぱや石を使って遊ぶ姿が新鮮だった。仕事も、たくさん失敗してたくさん考えた。コロナ禍の影響で留学を断念したが、感性が磨かれ自分の成長を感じた半年間だった」と自身の変化を話す。

 同支局長の古村英次郎さんは「大御さんは何事もしっかりと考えて言葉にできる。記者としての経験を存分に生かして、自分の強みをどんどん伸ばしてほしい」とエールを送る。

 大御さんは「ミーティングで、各支局の記者が良い記事を書くために模索しながら学び合っていく空間がとても楽しかった」と話す。大学卒業後は国際協力について学ぶ予定だという。

 奄美群島南三島経済新聞では、沖永良部支局、与論支局、徳之島支局で島民(市民)ライターを募集している。問い合わせは、SNSのメッセージで受け付ける。

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