学ぶ・知る

沖永良部島の小学生らが自然撮影体験 プロ写真家が指導

側溝に入りシャッターを切る参加者

側溝に入りシャッターを切る参加者

  • 0

  •  

 小学生向け写真教室「キヤノン ジュニアフォトグラファーズ2025」が11月1日、沖永良部島の和泊町で開かれた。同島に住む小学1~6年の22人が参加し、講師にカメラの扱い方や撮影のコツを学んだ後、町内の自然や風景をテーマに撮影に挑戦した。

それぞれの作品を手にした子どもたち

[広告]

 同イベントはキヤノンや関連会社が運営する、自然をテーマにした撮影体験を通じて子どもたちの環境意識と感性を育む写真プロジェクト。2004(平成16)年に始まり、これまでに全都道府県で開催し、2万人以上の子どもたちが参加している。同島の将来のUターンや関係人口創出を念頭に、子どもたちの自然や文化など体験学習に取り組む同町企画課のプロジェクト「まちゅんどラボ」が応募したことで実現した。

 当日は、キヤノンで同イベントを担当する二瓶望美さんと、写真家の水本俊也さんが進行と指導を行い、子どもたちは1人1台のデジタルカメラを手に、約1時間半にわたり役場周辺の浜辺で、海や空、草花や側溝の間の様子など、思い思いの被写体を見つけてシャッターを切った。

 撮影後は、各自が撮った写真の中から1枚を選び、タイトルを付けて、キヤノン製のプリンターでプリントした作品を発表。水本さんが各作品を講評した。子どもたちの作品は同町で3月開催を予定している「花の島沖えらぶジョギング大会」で展示する。

 「まちゅんどラボ」担当の猿田瑞穂さんは「子どもたち独自の目線の写真がたくさんあり、自然の中からさまざまな発見をしていることが分かった。イベントを通して写真に興味を持った子どもも多かったようだ」と振り返る。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース