
「第38回与論町福祉大運動会」が9月28日、多目的屋内運動場(与論町茶花)で開かれた。与論町社会福祉協議会が主催し、与論町と与論町老人クラブ連合会が共催した。
町内各集落の老人会と多機能型事業所「秀和苑」を中心とした福祉チームを合わせた11チームが参加し、全10種目で競い合った。会場内には応援や太鼓、拍手の音が響き渡り、参加者の笑顔があふれた。
プログラムには「ボーリング」「玉入れ」「スプーンリレー」などが並んだ。中でも、チームで列になり椅子に座って湯飲みをバトンに色水をリレーで手渡し、一升瓶を満たす「ハッピーカラー」などの競技には、体力だけでなく慎重な動作も求められるため、チーム一丸となって取り組む様子が見られた。
表彰式では、那間集落の老人会「那間ハッピーパワーズ」の優勝が発表された。7連覇を達成したメンバーらは大いに盛り上がり、喜びを分かち合った。
同連合会の麓才良会長が閉会のあいさつで、最高齢97歳の参加者をはじめ、90歳以上の参加者を紹介すると、会場から感嘆の声が上がった。
同協議会の基眞理子副会長は「けが人がいなかったことに驚いた。皆さまも私も年々衰えるが、一生懸命に体を鍛えて来年も皆で元気な姿で参加できるように祈っている」と閉会を宣言した。