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沖永良部島の和泊町、クラダシ・JACと連携協定 学生がユリ球根掘り予定

(左から)クラダシの関藤会長、前(すすめ)和泊町町長、日本エアコミューター地域連携部部長の上村さん

(左から)クラダシの関藤会長、前(すすめ)和泊町町長、日本エアコミューター地域連携部部長の上村さん

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 和泊町と、フードロス削減を目的としたショッピングサイトを運営するクラダシ、日本エアコミューターの連携協定締結式が5月20日、沖永良部島の和泊町役場で行われた。今後、フードロス削減や地域活性化を目的に3者で連携して取り組む。

3者の代表が連携協定書に調印する様子

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 連携事業の第1弾として、7月2日~8日、社会貢献が目的のインターンシップ「クラダシチャレンジ」を行う。法政大学の学生4人がユリ農家の球根堀取り作業を行う予定。必要資金はクラダシ基金を活用し、参加者やスタッフの移動費の一部を日本エアコミューターが負担する。

 前登志朗町長は「学生の皆さんが島の土に触れて汗を流し、島の人の温かさを感じて、『また帰って来たい』と思うようになれば」と期待を込める。日本エアコミューター地域連携部部長の上村徹さんは「飛行機を飛ばすだけでなく、地域の課題解決にノウハウを持った企業と地域を結ぶことも大事な役割」と話す。

 クラダシの関藤竜也会長は「クラダシチャレンジでは、北海道から石垣島まで延べ51回を通して300人以上の学生を卒業生として輩出してきた。いよいよ社会に出るという人たちに土を触ってもらうことで、観光旅行では分からない部分を知って気付きを与えたい」と意気込む。

 クラダシチャレンジを担当する同町経済課の森英仁さんは「担い手の確保というだけでなく、地域での交流が活発化して、若い人たちがまた来たいと思ってほしい。今後、クラダシのサイトで島の特産品を取り扱ってもらうことで地域のPRにつながれば」と期待を込める。

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