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沖永良部島に子育て支援施設「スマッピー」 閉院した病院をリノベーション

大きな施設の前でポーズを取るスタッフ

大きな施設の前でポーズを取るスタッフ

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沖永良部島で閉院になった病院をセルフリノベーションして子育て支援を目的とした複合施設「SMAPPY(スマッピー)が10月、島の母親たちがオープンした。施設名は「Smile & Happy」の略語から。

プレオープンのスマッピー縁日の様子

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 発起人は小学生と4歳の子どもを育てるNPO法人「SMAPPY」代表の新納佳恵(にいろよしえ)さん。長男の出産をした頃から「島内で遊びに行ける公園や雨の日に気軽に遊びに行ける屋内施設があれば、お母さんたちも楽しく、子どもたちもストレスなく過ごせるのでは」と考えていた。長女が子ども園に入園するタイミングで、ママ友の棚窪ありささんに声を掛けオープンへ向けて踏み出した。

 施設候補地を求め、行政や商店街に相談に行くことから始めた。声を掛けていくうちに今の場所を紹介されプロジェクトがスタートした。病院の機材などが残り、壁紙などもボロボロだったが、メンバーでこれらを撤去してリノベーションを開始。子どもたちのためにオーガニックの漆喰(しっくい)を取り寄せ、みんなで壁に塗っていった。9月にフリーマーケットや縁日などのイベントを、感染対策を徹底して開くと、200人を超える親子連れの来場があり、地域の人々の期待感を肌で感じたという。参加者からも「こういう場所が欲しかった」などの声が多数聞かれ、「開設して良かったと改めて喜びを感じた」という。

 施設の開設の様子や不用品の改修などをSNSアップしていたところ、多くのリユース物資が島外から届き、「とても励みになっている」という。参加している役員スタッフも「こういう施設に立ち上げから楽しく関わることができ楽しいしうれしい」と話す。前登志朗和泊町長も訪問し、「設立までの経緯を聞いてくれて励みになっている」とも。

開所時間は10時~17時。利用無料。
今月は共同の遊び場とレンタルスペースのみ利用可能。絵本、ジャングルジム、ボールプールなど完備
ボランティアスタッフも募集中

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