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春の風物詩に「海開きと浜下り神事」 和泊町ワンジョビーチで開催

泣きながらも健やかな成長を願い足を海水に浸す

泣きながらも健やかな成長を願い足を海水に浸す

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 沖永良部島・和泊町のワンジョビーチで3月31日の午後、「海開きと浜下り神事」が行われた。
 主催はおきのえらぶ島観光協会。和泊・知名町協力の下、今年も多くの家族連れが集まり、島ならではの伝統行事が行われた。

新生児の健やかな成長を願い足を海水につける姿

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 浜下りは旧暦の3月3日に合わせて行う奄美群島の伝統行事で、特に新生児の健やかな成長や家族の健康を願って浜辺に下り、清めの儀式を行うもの。沖永良部島では長年途絶えていたが、2018(平成30)年4月、おきのえらぶ島観光協会が海開きと併せて復活させ、以降、春の恒例行事として定着している。

 本年度は、薄曇りで時折小雨降る空模様だったが、25組の家族が参加。白砂のワンジョビーチに集まり、神事を通して子どもたちの健やかな成長と海の安全を祈願した。式典には同協会の福山副会長をはじめ、和泊町長、知名町長も出席し、玉串奉てんを行い厳かに行われた。

 参加者からは「家族で心を清める良い機会になった」「子どもたちの健康を祈る伝統行事を、島で続けてくれてありがたい」などの声が聞かれた。

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