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奄美群島の子どもの居場所運営2団体 沖永良部島でウミガメ調査通じて交流

屋子母海岸でのウミガメ調査の様子

屋子母海岸でのウミガメ調査の様子

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 奄美群島で子どもの居場所づくりに取り組む「e.lab みんなのおうち」(知名町上城)と「くっかる こどものおうち」(奄美市)が9月21日・22日、沖永良部島でウミガメ調査などを通じて交流した。4歳児~小学5年の児童26人と団体職員や保護者ら大人12人が参加した。

「e.lab みんなのおうち」でかき氷を味わう子どもたち

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 「e.lab みんなのおうち」を運営する「えらぶ手帖」が企画した。両団体は共に、日本財団が全国展開する子ども第三の居場所助成事業に採択された団体。子どもたちは島で初めて会ったという。

 21日に島内の施設や景勝地を巡った後、22日朝に屋子母海岸でウミガメの産卵調査を実施。調査に当たり、鹿児島大学ウミガメ研究会と共同で行った。同研究会の長谷川央透さんは「子どもたちにウミガメの足跡の見分け方などを伝えたが、地元の浜に戻り調査を始めてくれたらうれしい。子どもたちの好奇心に学ばせてもらった」と話す。

 「くっかる こどものおうち」代表の越間聡美さんは「来島前に子どもたちと奄美大島の海岸で拾ったものと紙粘土でウミガメを作った。子どもたちも実際にウミガメの足跡を見たり、調査に参加したりしたことで、環境や生き物について考えるきっかけになったのでは」と振り返る。

 えらぶ手帖で「うみとウミガメの学校」を担当する谷山真理子さんは「同じ奄美群島の子ども第三の居場所に通う子どもたちが、オンラインでなく直接同じ場所で経験を共有できて良かった。またこのような機会を作れたら」と話す。

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