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与論島で「ちびっこ探検学校」 野外体験・共同生活通じて交流深める

自分たちで組み上げたいかだに乗る子どもたち

自分たちで組み上げたいかだに乗る子どもたち

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 与論島の自然の中で野外活動を行いながら交流を深める野外活動プログラム「第48回ちびっこ探検学校ヨロン島」が3月27日~31日に開催され、全国の小学生約120人と沖縄の在住外国人小学生約80人が参加した。主催は公益財団法人国際青少年研修協会。

インタビューに答える秋田陽亮君と村田優也校長

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 共通体験、共同生活を通じて友情を深めることを目的に開く同プログラム。島内5カ所の民宿で14班に分かれた小学生たちは、親元を離れた環境で「いかだ作り体験」「キビ絞り体験」「島内ハイキング」「鍾乳洞探検」「ハーレー船大会」などを通して、チャレンジしながら仲間との交流を深めた。

 島内ハイキング中、脚の成長痛で歩きが遅れ、車に乗って次のポイントまで移動するかどうかスタッフに聞かれた秋田陽亮君は「最初は『うん』と答えたけど、景色がきれいかもしれないし、皆で歩けるのは今しかないから頑張って一回歩いてみた」と思い出を話す。「鍾乳洞の探検や海でのハーレー船レースが楽しかった」とも。

 同プログラムを統括指導した村田優也校長は「初日は日本全国から集まってくるのでとても緊張していたが、言語も違う子どもたちと一緒に生活をして関係性を作っていき、どんどん笑顔が増えていくのがとても印象的だった」と振り返る。「(指導者として)安全管理を大事にしている。その上で、子どもたちが自由に楽しめる状況を作れるように心がけた。14班それぞれにリーダーがいて、さらに彼らをまとめる民宿長がいる。大学生や大人がやっているが、しっかり統率してまとめるのは彼らの成長にもつながり、この活動のいいところ」と話す。

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