徳之島の伊仙町にある幸徳保育園（伊仙町伊仙）に2月19日、青森県八戸市から本物の雪が届き、園児たちは初めて触れる雪に歓声を上げ歓喜した。

雪だるまをつくる園児たち

　青森から雪を届けたのは、青森県八戸市在住でユーチューブでも活動している「グッチ企画」代表の川口正人さん。キャンプ動画を配信しながら全国を旅している中で訪れた徳之島で、園長の幸多健次さんと意気投合。互いにSNSなどで交流を深める中、川口さんが青森から雪の動画を投稿したコメント欄に、幸多さんが「徳之島に送って」と書き込んだことがきっかけで青森からの贈り物が実現した。

　園児たちは、箱から取り出された雪を見た瞬間に歓声を上げ、「冷たい」「痛い」「滑る」「エルサみたい」など口々にの感想を述べた。雪を手に取って、丸めたり、握ったりしながら初めて触る雪の感触を確かめたり、大小に丸められた雪の玉を合わせて雪だるまを作って楽しんだ。

　雪がお披露目されたホールでは、川口さんと園児をZoomでつなぎ、青森と徳之島の生活様式の違いや食などの意見交換を行うなどして交流を楽しんだ。

　幸多さんは「子どもたちの笑顔を見れることが何よりも幸せ。普段触れることのない体験をさせてくれた知人に感謝」と話す。