コロナ禍で迎えた2度目のお盆に合わせ、徳之島の様子を紹介するオンライン里帰り企画「徳之島にキュッ!vol.3」が8月15日、開催された。
会場となった、徳之島出身の山本宏仁さんの運営するハーツ品川スタジオでの撮影風景
番組タイトルは、徳之島の方言で「徳之島に行こう」の意味。コロナ禍で実際に訪れることができない時期に、徳之島の魅力をオンラインで伝える番組となっている。徳之島出身の山本宏仁さんの経営するハーツ品川スタジオ(東京都港区)。
世界遺産検定マイスターのあけひとみさん、徳之島出身のアーティスト禎一馬さんの司会の下、世界自然遺産の紹介VTRに始まり、公益財団法人屋久島環境文化財の小野寺浩団理事長をゲストに迎え日本における世界遺産の経緯や奄美・徳之島の自然の価値などに触れ、島民と自然との関わり、自然保護と経済活動の両立などについて紹介した。
番組中盤ではシンガー・ソングライターのあずままどかさんが、徳之島を歌った曲など4曲を披露し番組を盛り上げた。
新メンバーとして加わった平瀬菜穂子さん・金江夏美さんは島の魅力を発信するユニット「Ropes」を結成。番組内では都内在住の島出身者にスポットを当てたコーナーを担当した。
徳之島3町の地域おこし協力隊が徳之島の魅力を伝えるコーナーでは、計画段階では地域おこし協力隊によるリアルタイムツアー配信なども予定していたが、島内の新型コロナウイルス感染症の状況に配慮し、「コロナ禍だからこそできる形を」とそれぞれの自宅から徳之島の魅力を配信する形に、前日に変更した。
起案者の一人である禎一馬さんは「協力隊の方も皆さん若い方ばかり。若い世代で島を発信できることをうれしく思う。頼もしい」と話した。